高校入学を機に一人暮らしを始めた菊名清香だったが、部屋の壁にあいた大穴から隣人が現れる。
隣人の日吉ひとみは、バカ犬のような性格とは裏腹に、何でも自分以上にこなしてしまう天才肌。
そんな日吉を見て劣等感を抱いてしまう菊名は、次第に日吉と距離を取るようになる。
セリフで語らず表情で見せるシーンが魅力的です。
内に貯めこむタイプの菊名と、開放的だけど人の気持を察するのが苦手な日吉。
そんな二人の関係が微妙にすれ違ってきたところで登場する日吉の先輩。
この先輩が物語を動かす人物になるかと思ったら、意外と何もしない。
日吉の過去を語る語り部のような人でした。恋敵かと思いきや結構良い奴というのは好きです。
漫研の活動とか学校の話とか3人の関係とか、本編では描かれていないことが多いです。
とは言え、なんだかんだで数年後の3人の姿も見られたので、良い終わり方ではありました。
この本に限った話じゃないですが、芳文社は絶版になるのが早すぎます…。
とりあえずつぼみコミックスは全部絶版みたいなので、本屋で見つけたら買っておいた方がいいです。
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