電撃文庫から出ている同タイトルの小説の挿絵を担当した綱島志朗によるコミカライズ。
数少ない貴重な原作絵のコミカライズ…ですが、小説のほうが魅力的です。
小説ではキス描写や、匂いや体温を感じる描写が細かく書かれており、そこに少なからず百合を感じられました。
が、マンガ版ではその辺があっさりしすぎていて味気ないです。
それに、2巻の説明ゼリフやモノローグの多さは、マンガとしてはいただけないです。
マンガ版のいいところはキャラクターの表情や感情がわかりやすいという所でしょう。
特に、怯えるアリスは原作既読者も一見の価値ありです。
読んでいて思いましたが、原作は加速度的に物語が発展していくので、原作既読者が中盤の話を退屈に思ってしまうのは仕方のないことかもしれません。
そんな劇的な話が展開されるであろう3巻はもうすぐ発売です。
原作どおりなら百合描写にも期待が持てます。
百合度:☆
総評 :☆☆
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