不動カリンは一切動ぜず : 森田季節

ちょいSFっぽい設定があり、馴染むのに少し時間がかかりました。
主人公の火輪の日常と、日常の裏で起こる事件や陰謀が次第にからみ合っていきます。


ある日、火輪が友達の兎譚に告白されますが、直後に兎譚が誘拐されてしまいます。
兎譚を助けて自分の気持ちを伝えたい、そのために突っ走る火輪の無敵っぷりが爽快な読み心地です。

同性同士がくっつく事が問題ない世界観ですが、友情と愛情の違いに戸惑う感情は紛うことなき百合。
イチャラブする二人をもうちょっと見たかったです。

百合度：★★★
総評　：☆☆☆