表題作の「ふたり」は同学年のいろんなカップルを描いたオムニバス。
ほかに「桜色コンプレックス」という女子寮を舞台にした連作が収録されています。
「ふたり」の甘々なイチャラブも良いんですが、後半に収録されている「桜色コンプレックス」があまりに素晴らしくて前半の印象が霞んでしまいました。
「桜色コンプレックス」は学校の女子寮に住む3人を描いた連作で、
素直になれない友達関係がゆるい空気で描かれています。
そのままだらだらと最終回を迎えるのですが、本編のその後を描いた描き下ろしがちょっと衝撃的で、物語の見え方がガラリと変わります。
全部読んだ後に最初から読み返すと、全然違った印象になる面白い話でした。
2度読まずにはいられない作品です。是非。
百合度:★★★★
総評 :☆☆☆☆
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