可愛い系の話が多い百合アンソロジー。
全体的にかなりレベルの高い作家陣が揃っており、安定して楽しめる一冊でした。
百合の短編というと、告白からのキスで幕引きとなるのが王道なので、短編の多いアンソロでは似た流れになりがち。
ですが、こちらに収録されている短編にはキスどころか告白すらしない話も多く、それぞれの話に緩急があって楽しめました。
一冊通してピュア度が高いのが好印象でした。
百合度:★★★★
総評 :☆☆☆☆
とりあえず、名前にはふりがなをふってほしい、というのがささやかな意見です。
あとこの本に限らずアンソロ全体に言えることですが、裏表紙に執筆陣を表記する際に
イラスト参加とコミックを描いている人はちゃんと分けて書いて欲しいですね。
買ってもらうのが第一とは言え、多少なりとも騙された感が残るのはマイナスイメージだと思うので。逆に、一冊限りの単発アンソロだったら騙したもん勝ちっていうことになるのか…。
0 件のコメント:
コメントを投稿