田舎へと預けられたひねくれ者の女の子 アンナは、不思議な少女 マーニーと出会い、誰にも秘密の友だち同士となる。
一夏の交流を描いた物語、かと思いきや、後半から少し不思議な話になりました。
百合はさておき、ラストの畳み掛けがなかなか圧巻でした。
この本が原作となるジブリ映画のキャッチコピー「あなたのことが大すき」に百合を感じて読んでみたのですが、主人公のアンナが結構ドライな性格である事とストーリーが意外な方面へ進んだ事で、「百合」っていう感じの話運びにはちょっと遠いかな、という印象でした。
ただ、これがジブリアニメになったらどうなるのか、とても気になります。
ちょっと読み慣れない文体だったので本ではキャラクターの感情が読み取りづらいシーンもあり、そのあたりの表情がアニメで動いたらどうなるか、想像すると結構良い感じになりそうな気もします。
映画楽しみです。
百合度:★★
総評 :☆☆☆
6/27に新潮文庫版が出るようなので、値段はこっちのほうが断然安いですね。もうちょっと待てばよかったかなー。
思い出のマーニー (新潮文庫)
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