2014年3月24日月曜日

ほかに誰がいる: 朝倉かすみ [★★★/☆☆☆]

ほかに誰がいる (幻冬舎文庫)

一目惚れの相手を想うあまり、あさっての方向へと突っ走っていくサイコホラー。

先に言ってしまうと、愛が深すぎて同性愛という次元ですらないです。

序盤はストーカーや願掛けを繰り返すヤンデレっぽい話でしたが、相手の娘に「かれ」が出来てからは百合目当てで読んでいるとキツイことになりますね。
具体的に言うと、自分の目的のために男と関係を持つことすら厭わない病みっぷりです。
しかもそこからが結構長いので嫌悪感を抱く事は避けられないでしょう。

小説としては一気に読み終えてしまうくらいに面白いものですが、これを百合小説としてオススメしたら、8割方の人に文句を言われそうな気がします…。

百合度:★★★
総評 :☆☆☆

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